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ダリの夢

【ダリの夢】

いつだったか見た、変な夢。

夢の中の視線は「空撮」だった。
はるか上空からフワフワと降りて来たカメラは、
乾いた海岸の上空でフワリと止まった。
ぼんやりと霞がかかっている。

ヨーロッパのような、違うような。
新しいような、古いような。
天気が良いような、悪いような、
午前中のような、夕方のような、
熱いような、寒いような。。。


すべてが、はっきりしない。 
美しい景色なのに、表裏が渾沌としている。



その海辺に「卵の城」は建っていた。


城は海岸線ぎりぎりの場所に、ポツリと建っていた。
恐らく五階建てで、屋上の「卵の装飾」も入れれば
「ほぼ正方形に近い長方形」をしていた。

ああ・・・はっきりしない。
すべてが渾沌としている。
夢の空撮フラフラと「卵の城」の最上階バルコニーに向かう。

急に、映像がロックオンされた!
バルコニーに、はっきりと見える人物が現れた!


ダリだ。。。。


ダリは
不自然なほど背筋をのばし、突っ立っていた。
顎に手をそえ、はるか遠い海を見つめていた。

深く考えている様で、

ダリは何も考えていない。

私は夢の中でそう思った。


卵型のオブジェは、城の屋上に等間隔で並んでいた。
一つの卵はダリの身長より随分大きい。
みな、そっけないコンクリートで出来ている。
彼が作った卵であろうが、センスが良いのか悪いのかも解らない。
城壁はやや黄味がかった「しっくい」で塗り固められ、
そこに「帯状の壁画」が描かれていた。
しかし、逆光な上、霞がかかっているため、
青や黄色を中心にした壁画、くらいにしか解らない。


城門に美しい女たちが現れた。

いや、ずっと居たのかも知れない。
みなたいそう美しく着飾っている。
声こそ聞こえないが、女衆はみな、
ダリについて語っている様だった。

夢のカメラ視線は、ダリにクローズアップする。

ダリは女衆にカッコイイ所を見せようと、
さらに背筋をのばし、ピンと張ったヒゲを指で念入りに整え、
目をギンギンにひんむき、声こそあげないものの。。。

「ダリはここにおるぞよ!!!」

......と言わんばかりの顔つき。



その時、突然!! 

城の前の海が2つに割れ、海水ゴウゴウと流れ込み、
あっという間に、海沿いの大地は割れ目に吸い込まれ、
ダリは卵の城も、海の割れ目に飲み込まれてゆく。。。

なぜか、悲愴感が無い。

むしろ、ダリは、
この予想外の大スペクタクル劇に大いに興奮し、酔っていた。

さらに目をひんむき、
自慢のヒゲに指をそえ、
ピキーっと直立したまま・・・

割れ目に消えていきましたとさ。


美人衆がダリに気付いたかどうかは別として、
ダリは、女にカッコイイ所を見せることしか考えていなかったようだ。
 
ダリはどこに行っちゃったんだろう? 
物語が「つづく...」気配、むんむんだった。


何処かにいるんだ!!
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ふと思った。。。


自分の曲に「つむじが丸」という曲があり、それは、
つむじが曲がった「愛すべき変な人々」が大勢乗りこんだ、
ガレー船の「珍出航の様子」を音で書いたものだ。

漕ぎ手は全員「つむじ曲がり」なので、オールの漕ぎ方がみなバラバラ!
出航すれど、港の中をグルグル回って、あらら〜〜〜すぐ沈没!

でも悲愴感なし。


つむじ曲がりはシブトイ。スグ浮上するノダ!
つむじ曲がりは凄いノダ!

この曲と、この夢、どこかで繋がってるのかも。
ダリも「つむじが丸」に乗っているのだろうか?


きっと乗っている...


皆さんもいかがですか?
乗りますか?一緒に乗ります?


「つむじが丸」乗組員受付け要項

つむじが曲がっていること
性別&年齢制限なし
人種および生物種、不問
履歴書必要なし
経験不問
行き先なし
給与なし
出費なし
自給自足
昼寝つき
定員制限なし

※ご注意
当船は全てにおいて責任をおいません(各種保険無効)
また「漁船に変身する」ことがございます。
また「上陸時の狩猟」にもご協力のほどお願いいたします。



いかがですか?
乗りますか?一緒に乗ります?


乗りますか?!






MAKI HACHIYA
蜂谷真紀
はちやまき













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by hachiyamaki_diary | 2005-04-01 00:00 | 福中文庫(作文) | Trackback

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by 蜂谷真紀 / Maki Hachiya