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福中(ふくちゅう)とは?

「福中」とは何ですか?と、よく聞かれます。

「福中=ふくちゅう」・・・これは造語です。



蜂谷造語解説:その1「福中」

★ 正しい発音の仕方 
読みは「ふくちゅう」です。
アクセントは「ふくちゅう」の「ち」に軽く入れましょう。
やや尻上がりの平坦読みがよろしい。
「ふ」と言うときになるべく口をタコの様に突き出して、口の中の空間を多くすると感じが出ます。
「く」はその状態のままクグモッタ感じで「く&こ」の中間音がよろしい。
「ちゅう」は「ちう」と言ってもよろしい。
最後まで口がタコのまま言い切ってしまうのが通の発音です。
関西出身の方がきっと早く感じをつかまれるでしょう。

※アナウンサー読みをして、違いを確かめてみよう!

★「福中」の起源  
「ふくちゅう」という音が先に生まれました。
その音は視覚から来ています。
視覚って、何を見たの?・・・コレハ恥ずかしいんですが、「オカメインコ(♂♀)の仲むつまじい羽繕いの姿」です。霊長類なんかがよくやってる 「グルーミング」のオカメインコ版です。
「な~んだ!くだらな~い。」でしょ?
では、何故「ふくちゅう」という音になったかというと、羽繕いの最中、彼らは目を閉じ、羽毛をボフ~ッと逆立て、何とも気持ち良さそうな極楽顔をしています。
その様子が「ふくふくふく~ッと」してるので「ふく」♂♀でイチャイチャしてる感じが「ちゅう」です。私は初め、彼らの羽繕いを「ふくちゅう」と呼ぶようになりました。
そこに目出度そうな漢字を当てはめて「福中」です。
英語に当てはめますと「hookchew」「女が男を引っ掛けてクチャクチャ」とでも申しましょうか。
ところが、些細なことで彼らは突然大げんかになります。....なのに、すぐまたイチャイチャする。
今殴られたくせに「好きだよ....」なんて頬を寄せる♂。今殴ったくせに「わたしも好き....」なんてモジモジする♀。
これは大変に、バカらしい光景です。....とはいえ、恨みつらみの消えそうにない人間社会よりよっぽどシンプルに出来てて、いとおしく思える。という訳で.....

★「福中」の語意  
1.鳥が仲良く羽繕いをすること。
2.男と女がいちゃいちゃする様。移り気でお気軽な恋愛の様。
3.恨み知らずでサッパリした様子。
4.そして「福」が「中に」...ですから、皆さんがしあわせで有りますよう...というおまじないの言葉!


蜂谷造語解説:その2「ぼんぐり」

次に「ぼんぐり」という言葉。これも私の造語です。
「ぼんぐりしている...」とか、「ぼんぐりにいちゃん」と言った風に使います。
でも決して悪い言葉ではありません。
「ぼんぐり」と「ぼんやり」の違いとは?「ぼんやり」は、「事故に遭って意識がぼんやりした」とか、マイナスの要素で使う事が多い様に思うのですが、「ぼんぐり」は違います。
「ぼんぐり」とは、悩みもなく、不調もなく、可笑しい程単にぼ~っとしている様子です。どこかとぼけていて、接する人に安らぎすら与えます。アクせントは「ぼ」その様子が顕著なときは「ぼ~~んぐり」と言います。
ちなみに私は「ぼんやり」はしても「ぼんぐり」出来ないたちです。
お花畑の中に寝転がってポカポカ浮かぶ雲でも見ていたら念願の「ぼ~~んぐり」が出来るんでしょうか?

皆さんはいかがですか?
by hachiyamaki_diary | 2001-10-05 00:00 | 福中文庫(作文)

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by 蜂谷真紀 / Maki Hachiya