本日公開の映画【八日目の蝉】に謎の歌うたい役で出演しています
2011年 04月 29日
余貴美子さん演じるエンジェルの巫女役として謎の言語を発しています。
中盤、永作博美さんが赤子抱え長廊下を歩くシーンで私の声が聴こえ始めます...
ぜひチェックしてみて下さい。
映画の撮影は連日のライブとライブの間。
出演依頼を頂いたものの連日ライブだし無理かも…と思いきや、
ここに組むとは!…配役の方の神業に驚きました!
都内ライヴ直後にスタッフさんの車で小淵沢まで飛び、
早朝からメイク→撮影。ほぼ徹夜でしたが、
よき緊張感のある撮影を終え、
余貴美子さんらとまかないのカレーを美味しく頂き、
急ぎ横浜エアジンのライヴ直行!
タイトなスケジュールでしたが、
撮影現場は素晴らしいエネルギーに満ちており、
楽しく貴重な経験をさせて頂きました。
成島出監督…お声をかけて頂き、
ありがとうございます。
撮影後の夜はレバノンから来日しているPRAEDとのライブでした。
加速度がつきまくって、
ライブも楽しかったのは言うまでもなし。
お酒が美味しかったのも言うまでもなし。
余談:
にっかつ撮影所で余貴美子さんとの衣装合わせの際、
成島監督が「蜂谷さんの眉毛...」っておっしゃった後、
メイクさんが「眉毛なくしますが、いいですか?」と。
「え!明日ライヴなんですけど、眉毛、書けばいいもんでしょうか?!」
。。。と答えると皆に爆笑された。眉はドウランで消せるのでした。
、
【八日目の蝉】
もうご覧になった皆さんも多いと思いますので、久々に追記。
4人の女性像。。。女ってなんだろう?、理性と本能とは?
それぞれの女に母性をおもう。
過去の母性、未来の母性、
女は母性から一生逃れられないのだろうか?
男の本能が、女の人生を狂わせ、女を強くもさせる。
そして女は、再び母性に降り立つ。さらに強い女の八日目。
そこにはすでに男性の気配がない。
そんななか、
田中泯さんが演じる、唯一特異な男性の存在感を放つ。タキ写真館の店主役だ。
彼にも女性との関わりはあったであろうか。
しかし、何かが浄化されている。
男女を超えて「人」であろうか。化身であろうか。
島の人々の人生を録り続けたレンズは、彼の心の目であろうか。
理性、本能、肉体。そのアンバランスが人間の狂気と苦悩、喜びを生む。
自分は恐らく本能に近い人間だと思う。
でも、自分には子供がいない。
女にしか解わからないこと。
子のない女にしかわからないこと。
子供を生んだ女にしかわからないこと。
音楽を子供にしてしまった女にしかわからないこと。
男女ボーダーラインの無い女にしかわならないこと。
どれも ありだ。
人生は謎が多いほうが面白い。
割り切れないほうが面白い。
みなそれぞれに生きている。
正解も不正解も ない。
こんなシンプルな場所にたどり着く不思議。