建築物は語る
2011年 02月 14日
1923年生まれのアールデコの超有名ビルが壊されて
新しいビルに建て替えられたのは前から知ってたし、
ちょっと想像はしていたけれど、
で、やはり味気なかったのだなあ…
すなわち
あの歴史ある建造物の跡地に?と。
そのことがなんとも気になって、
その1923年生まれのビルの解体工事に携わった人のブログを読んだ。
その歴史あるビルの解体にあたり内部調査したところ、
職人のプロフェッショナルがつぎ込まれていて、
重厚なドアにもゆがみ一つなかったそうだ。
ビル建築時の職人たちは、
それなりのメリットはあるものの、
建造物全体を直感してビルを作れる職人が減っているという。
まえ、ある番組で、安藤忠男さんが
自分の作品(建築物)の前にあえて木を植える。。。という話をしていた。
年月がたち、その木がどんどん大きくなって、
建物をおおい隠すのを見るのが楽しみだと語った。
いつしか建築物は朽ちるんです。。と語った。
若い建築家に「あの木、いい感じに育っただろ?!」というと
「は?」という感じなのが、もどかしいと笑った。
そして、日本全国に木を植える運動をしていると。。。
おもしろいおっさんだな!!と思った。
なんだろう?
愛。。。ということばを思い出した。
なんの分野でも、それじゃないかと。
形あるものは、いつしか朽ちるけれど、
愛というエネルギーは継承される!