古澤良治郎さん、また会いましょう
2011年 01月 14日
12日のこと、
昼間、子供のワークショップで汗だくになり、
夜もご機嫌なライヴで、お酒飲んで高揚して帰った。
でもその夜中、何通も何通も。。。どのメールをみても、
古澤良治郎さんが亡くなったと。
ポカンとした。
駆け出しのころ、
初めて自分をバンドに誘ってくれたのは、
古澤良治郎さんと、加藤崇之さんだった。。。
徐々に、メチャクチャな記憶がグルグルした。
そのあとは、何故か「コタツ」ばっかり思い出した。
古澤さんのアパートで、コタツに二人で足をつっこんで、
もう入り時間だというのに、ノンビリ歌詞考えてたり、
またある日は、
「マキ、明日のduoさあ、即興とはいえ、リハしなくて大丈夫かなぁ?」
約束の時間にアパート行くと。。。あれ?、いない。
しょうがないから30分待つと、ドアがあき
ちなみに、その日の「リハ」は、
某CMをみて、二人して大笑いした瞬間。。。
「マキ、このコアラ、鼻が電話になるんだなっ!!?、
よし!!!これで明日のライヴは大丈夫だ!!!」
ただ、それだけであった。。。。。。 あるいみ究極のリハだった。
ジロキチの入時間まえに、古澤さんの曲に詞を書いてほしいと電話があったので自宅に向かった。
台所でボウヤさんが古澤さんの炊いたご飯を食べはじめる。
またある日、ジロキチに到着するなり、
嬉しそうにケンハモ吹きながら、同時にしゃべろうとするから、
うまくしゃべれない。 。。
しまいに「プッ!」なんて吹き口をとばして、それは喜々として
「マキ、このメロいいだろ?!、譜面にして、みんなに教えといて。」なんておっしゃる。
メロ思い出しつつ慌ててリハまでに譜面を書いて、コードは勝手につけて、
「あっ。。。。。。。。メロ忘れちゃった。。。。」ってニヤニヤ。
またある日、ジロキチでの古澤さん誕生日ライヴのあと、
ワタシは、ふらりと遊びにきた某メジャー系ロック奏者のかたと
「も〜~!!!みんな、ぼくの誕生日なのに何やってるのお~~!!!」(ごめんなさい!!!!!)
で、次のライヴ入り時間のこと。ジロキチの上で、
「浅川マキ。。。カルメンマキ。。。蜂谷真紀。。。。
マキって女の人は。。。怖い女の人が多いなっ!!!」
バンドメンバー、大笑い。
「今日は曲順決めないから、みんなオレの動きをみて、曲を当てて!」
って?。。。。そのころ、
「あ!ちがった!」組の人は、バラバラバラ~~~と、紙吹雪。
古澤さんは、いたずらっ子みたいに嬉しそうで。。。
ああ、なぜか、
とりとめのないことばかり、思い出してしまう。

古澤さん、最近あまり笑わなくて心配だったのに、
会いにいけばよかったのに、自分は大バカだ。
今日はこれからエアジンでソロ。
嬉しいときも悲しいときも音楽。
自分は単細胞だ。しょうむない。
追記:::
いま古澤さんのお葬式から帰宅。ポカン…である。
お葬式で、大好きな仲間に沢山あえて...
泣いたり笑ったりポカンで。にんげんで。
今日もまたライヴする。それしかでけへん。
古澤さんを見送ったとたん、
急にあたりが寒くなった。
やっぱりお日様だったんだ。。。。
maki hachiya