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パリのバルベスにて。誕生日の朝は嵐。

いま九時半。誕生日の朝。
パリはモンマルトル近くの下町、
バルベスにのアパートに下宿中。
このあたりは移民の街だ。
イスラムの人々、アフリカの人々のカオス。
いわゆるリッチでお洒落なパリ中心街より、
私には随分あっている。

今朝は、突然の嵐。
近所の教会の鐘の音が、
激しい雷雨に打ち消されてゆく。
アパートの雨樋で奏でる不思議な音、
鐘の音、屋根を打つ激しい雨音、
みなが混在し何だかよく解らないほどだ。
ノートルダム寺院の鐘さえも、
かき消されるほどの嵐。

なんて自分らしい誕生日の朝なんだろう!

誕生日に【アタラシイ雨】という曲を書いたことがある。
誕生日に降る雨は、自分へのアタラシイ雨だ!…という想いを書いた。
日本の6月は梅雨なので雨は当たり前だけれど、
6月は好天のパリでさえ【アタラシイ雨】が迎えてくれた!それも激しいのが!

今夜は、パリのライヴ初日。
チェリスト、Hugues Vincentと、ベルリンのダンサー、チャインさん、
もう一人のダンサーさん、そしてワタシ。
誕生日だし、和風のドレスを着よう。

雨が小ぶりになってきた。。。

済んだ鐘の音が遠くに聞こる。
小鳥の声も聞こえはじめた。
アパート住人の声、お皿の音も聞こえてきた。
どっかの子供がお母さんに怒られ泣いている。
音の遠近法。。。パリ編。

今日も暑くなるのかしら。

パリには、
実に様々な人種が集まっていて、
混沌としたエネルギーが渦巻いている。
バルベス。このあたりはパリ最大の移民街。
最寄り駅はイスラムのバザールでごった返し、
週末は駅にたどり着くだけで大変だ。
まるで中近東にいるかのようだ。
豪華なイスラーム婚礼衣装店で、
衣装を選ぶ美しいお嬢さん。
店の前には物請いのお爺さん。

ドヤドヤよってくる物売りをかわすのは大変だが、
やたら親切なオジサンの世話にもなる。
けして裕福なエリアではないし治安も悪いが、
人情はどこまでもコユイ。

もちろんアフリカ系の人達も多い。
民族衣装のでっかいお母さんたちは働き者だ。
このあたりには、
アフリカの人々が働く小さな縫製工場がたくさんある。
アフリカから布を取り寄せ服を作っているらしい。
アフリカの女性はたくましい。

観光案内に無いパリにて。

パリ初日のライブは、誕生のライブだな。


雨がやんできた。。。屋根裏に住んでいます。
 パリのバルベスにて。誕生日の朝は嵐。_d0244370_2332662.jpg




maki hachiya
はちやまき
蜂谷真紀




by hachiyamaki_diary | 2010-06-06 17:39 | ふくちう日誌

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by 蜂谷真紀 / Maki Hachiya