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9/11によせて

9月は来日共演が多い。
来日企画って言葉もそれぞれで珍道中だし大変だけど、
なんたって音は地球の共通言語。
文化や言葉や歴史の違いは後からついて来る。
出会った奏者は数知れず。。。
いつしか宝の関係も生まれ、日本同様に親戚みたいな奏者も多い。
でも、国内国外問わず、私は私のままですよ。まんまですよ。
きっと向こうもそうです!
まんまにして欲しいから、まんまにします。
「国籍」より「人」って気分です。


こうして、わたしたちは
人と人は、人と人であろうとしている。
そういや、生き物として自然なことだ。


でもそこに、
一握りの独裁者、政治権力、武器、領土、金。。。が台頭すると、
突然にして分厚い国境の壁が立ちはだかる。
国境どころか、国内にも壁が立ちはだかる。
笑顔であるはずの「人と人」が、憎み合い、涙を流す。
大昔から、人はこんな愚行を繰り返してきた。
それも終止符を打てない。
一体、なんなんだろう?

レバノンに家族のような音楽仲間がいる。
昨年の春、レバノンに演奏に行った。
彼らの言葉が忘れられない。

彼らは口を揃えて言った。

「シリアはいい国だ。人も暖かくて皆とても親切だ。大好きな国だよ!」と

そんな国で、
多くの市民が命を落としていることが痛くてならない。

9/11,
毎年、あのことを思い出す。
誰も時を所有することなんて出来ない。
宇宙から見ればちっぽけな妄想にすぎないのにな。

2001.9/11の日記。
[9/11・カナダ山小屋の8人]
http://hookchew02.exblog.jp/13993215/






maki hachiya
蜂谷真紀
by hachiyamaki_diary | 2013-09-11 13:21 | ふくちう日誌

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by 蜂谷真紀 / Maki Hachiya