「恋する蝶々」観察日記
2016年 04月 25日
3/28
羽化するも蛹から完全に抜け出せない蝶をベランダで発見。そっと蛹をはずしてやった。でも羽根が広がらないまま乾いてしまったので飛べない。うちで羽化したのも何かのご縁。一時の家族とする。ウエルカム!初めてのごはん蜂蜜水チューチュー「うんま〜い♪」って顔。けっこうケロっとしてる。

4/7
羽化に失敗して飛べぬアゲハを飼い始めて10日。毎日、蜂蜜液をあげ、空をみせてあげ、花にとまらせてあげる。「ベランダのフリージアの上で風にゆられて気持ちよさそうに空をみている」...気がする。全て「気がする」ってことですが、蝶なんて なつかないと思ったら、なれてきた「気がする」

4/10
蝶々の家をお花畑にしてやることにした。ベランダの花に加え、山椒、ミカンの葉も入れてみる。食べ育った柑橘の葉があれば落ち着くに違いない。そんな…気がして。

4/13
隣の花に別の虫。きみはだあれ?

4/14
毎日30分ほど外で過ごさせる。この時間が一番気持ち良さそう。
でも、鳥や蜘蛛にとられるとまずいので、ちょくちょくチェックが必要。

4/16
天気のよい日は日光浴をさせる。変温動物なので体温があがると活発になるようだ。
羽根をぱたぱたいわせて、どんどん歩き回る。。。。けっこう大変なことになる!笑

4/21
もう24日も元気にしてる飛べないアゲハ君。私になついて楽しそう。飛べなくても幸せそう。虫の情を初めて感じたよ。この不思議な感じ、曲に書いちゃったよ…「恋する蝶々」ってタイトルだ。書いた当日のライヴで初演した。蝶々が元気なうちに歌いたくて。蝶々はわかってないだろうけど。

4/25
飛べない蝶々、羽化から28日目にして元気。ライブの帰り道、ハルジオンを摘む。1920ごろ観賞用に北米から入り帰化。いまや雑草と呼ばれちゃう可愛い花。蝶に「おじいさん、おばあさん」って時はないような気がしてきた。ネットには「二週間ほどの寿命」とあるけれど、もう一ヶ月も楽しそう。今日なんて、いなくなったので探したら、1人で散歩をしていた。

maki hachiya
蜂谷真紀
はちやまき
ハチヤマキ