色んなありがとう!(蜂谷真紀&石田幹雄) 手記「子供の記憶に残る大人考」
2017年 11月 05日
昨夜は石田幹雄(piano)さんDUO@セロニアス
あえて曲順をきめず、
その瞬間にヒラメク曲をやることも多い私ですが・・・
ゆうべはエリントンのCome Sunday、そしてDeep River...
スピリチャルな曲から入り、ラグタイム時代の曲で踊り、
二人のオリジナル曲、超速フリースイング、
ミステリアス、リリカル...
じつに色んな旅をしたのに自然だ。
幹雄さん素晴らしかった。
ライヴ後、二人でコーヒー焼酎のみつつ、
お店の地球儀ぐるぐる回し、世界地図みて会話したのが印象的だった。
みなさん、ありがとうございました。
音楽は、歌は、たのしい!
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昨夜はプラベートなサプライズがあった。
見に来ていた私のパートナー、初人の誕生日と知り、
店主のとし子さんが、手作り料理を
お客さん、出演者、みなに振る舞って下さいました。
とし子さん、ありがとうございます!!
美味しかったー!!
で、つい2ndで、歌手になってはじめて、
「誕生日だし、歌ってほしい曲あります?」なんて、
初人に聞いてしまったのだ・・・笑
照れくさいのに、つい言ってしまったのだ!
セロニアスのアットホームな空気のせい?
彼は少し迷い、意外な曲をリクエストした。
「Gee Baby ain't I Good to you」
え?なんでこの曲???
五秒後に彼のシニカルなユーモアだと察した。
昨夜かぎりのタイトルとして訳すなら・・・
「なんてこったべいべー!オレはオマエに
こんなによくしてやってるってのにささささーー(←ディレイ)」
でしょか。笑
日頃の反省こめ、歌わせて頂きましたたたたーー(←ディレイ)
いつも苦労かけますね。
お誕生日おめでとう。
ライブ帰り…月にギラギラ!って声をかけられた。
スマホにおさめフィルターかけたら、太陽に変身した。
この写真みて、
子供のころ「みんなのうた」で好きだった曲の歌詞をおもいだした。
「月曜日、笑ってる、ゲラゲラゲラゲラ笑ってる、
お月さまは気が変だー、お月さまは気が変だー♪」
もう一曲、連鎖して思いだした。
タイトルは「オランガタン」だったか?
「赤のオランガタン、青のオランガタン」とゆう生物が、
川をはさんで、赤の町と青の町に住みわけており、
色の好みが違うだけで戦争ばかりしていたのだが、
ある日、川が氾濫し洪水がおき、赤と青がまざって紫色の街がうまれ、
みな紫色のオランガタンとなり、仲良くなりました! …という内容。
いま思えばメッセージソングだったんだね。
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追記。「子供の記憶に残る大人考」
「月曜日〜」の曲は、「月火水木金土日のうた」といって、
谷川俊太郎さんの作詞だと、ある方から後ほど教えて頂いた。
子供の曲のようでいて、
子供の領域にとどまらない詩。
いま読んでもちょっとシュールだ。
でもメロが詩にあっていなければ、子供の記憶に残れなかったかもしれない。
作曲家の才能をともなって記憶となるのだとしたら、
詩にはリスクがあるのかもしれない。
子供は気に入ったメロについた詩ほど、
豊かに妄想し、永らく記憶にのこすのだろうから。
子供は早くから、大人の文化に接するべきなんだろうな。
自分が子供のころ接して今も忘れられなく、
いまの自分に何かしら影響しているのは、
音楽、映画、絵本、バレエ、日本舞踊、アニメ、読書、絵画…
ヘンテコなくらい勢いのある大人たちが記憶に残っている。
みな妄想が爆発してる大人であって、
たいてい、バカみたいにそれが好きで、
ひたすら必死にやってるプロフェッショナルばかりだ!
つまり、いくつになっても新鮮な触手を持っている大人たちだ。
よい意味、子供のころの感性を失っていない大人ばかりだ。
そういや、そうだ!!
逆に子供向けに作られたものは、
そことき楽しかったかもしれないが記憶に残っていない。
子供扱いされて引いた記憶すらある(笑)
子供がいるからライブ行けなーい!と言っておられるお母さん方へ!
昼のライブもありますから、
ぜひお子さんと一緒にきてみて下さい!
子供さんの人生がかわるかもしれません。
今までの経験からすると…
赤ちゃんであれ、幼児であれ、
子供って大人以上にストレートに聴いている!
一番びっくりしたのは、8才くらいの男子の発言だ。(初対面)
「お父さんをライブに連れてきた」(笑)。
それも林栄一さんとのゴッツイDuoの日でした。
なるほど彼はドラムを初めたらしい。
それをきいた栄一さんと私がアフターセッションに誘い込んだ。
終わったらすごく不思議な表情をしていた。
きっと一生忘れないんだろうな。
もひとつ、可笑しかったのは
PITINNで【次ナルJAZZ問答】やったとき、後方でみてたらしきお母さんが、
「前に連れていけって聞かないんでー」って顔で苦笑しながら、
子供にズリズリ舞台前まで引っ張られてきたとき(笑)
子供はもっとも侮れないお客様だ。
先入観ないからむしろ凄いんだよ。
子供の人生に影響するくらいの歌
そんな曲や詩を書いて歌っていたいなあ!
蜂谷真紀
はちやまき
maki hachiya
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