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レバノン映画を見に行った

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レバノン映画を見に行った。
「判決、ふたつの希望」

中東の人々が抱える心の痛みを深く考えさせられる優れた映画だった。


いつか書こと思っていたことをこの機会に。


6年ほど前、現地ミュージシャンから演奏に呼んで頂き、70年代の内戦から復興をはたしつつあるベイルートに滞在したことがある。町中に立ち上がる工事用クレーンにはレバノン国旗がはためき、もっとも破壊されてしまった町の中心部も美しい町並みを取り戻し、親子がなごやかに遊ぶ光景がみられた。機関銃を抱えた兵士がずらりと警護していた。休みの日に町を歩いてみた。イスラム教、キリスト教、こんな狭いエリアで戦ったのかと驚いた。私は海にむかい、考えてもわからないことを夕日がおちるまで考えた。

数日間の滞在なのに沢山の友ができた。みな異国の私に壁なく手を差しのべてくれたからだ。彼らは強烈な生命力をぶつけてきてくれた…嬉しかった。朝方まで踊り、飲み、笑った。でも早朝、モスクから礼拝の音が流れるころになると、突然にしてシリアスな表情で事実を話し始める彼ら…それは中東戦争、レバノン内戦…その影響…深刻な内容ばかりだった。私は混乱し涙がでた。でも翌朝にはみな可笑しなほどにリセットして笑う。きっと我々は知識ではなく直感的に民族を越えて生命力を分ちあおうとしていたのかも知れない。警察が介入してきてライブ一本やるのも大変だとゆう事も知った。あの演奏ツアーで感じた膨大な何か…その謎がこの映画をみて少しずつ解けてゆく思いだった。映画におけるキリスト教徒とパレスチナ人の物語はおそらく氷山の一角であろう。互いの心の傷はいえぬし、譲れないのだけれど、人と人としての友情に立ち返って行く二人の努力に心が救われた!

過去のヨーロッパの介入の歴史、多くの宗教、移民、難民、政治、軍部…複雑な町、ベイルート。でも彼らの明日への生命力は素晴らしかった。エネルギー返しをすべくライブは全力でやった。ライブするなんて言わなかったのに、出会ったばかりの友で会場は立ち見どころか床にすわっていた。忘れない友達!


きのうみたもの。夜の日比谷にて。


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蜂谷真紀
はちやまき
MakiHachiya









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by hachiyamaki_diary | 2018-09-03 17:37 | 福中文庫(作文) | Trackback

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