ニンゲン親子@コロナ渦
2020年 07月 23日
《ニンゲン親子のはなし》@コロナ渦

ニンゲン親子@コロナ渦2020年 07月 23日
枯らしてしまったと思っていた植物が復活して驚くことがある。
残った葉っぱ一枚が、長らくたった一枚で頑張って・・・新芽を出させた。 子供が順調に育ったとたん親の葉っぱ(写真中央)は安堵したように枯れていった。 《ニンゲン親子のはなし》@コロナ渦 両親に会いにゆけぬまま、五ヶ月がたった。 母の要介護認定の面接もキャンセルして久しい。 お惣菜を作って送ったり、電話をしていたけれど、 母は、自粛中に急に弱った感じがする。 父とて、ギリギリ頑張ってる感じだ。 早く生活基盤をなんとかしないと怪我でもされたら大変だ。 というか、いつ会えなくなってもおかしくない年齢だ。 会いにいきたい。掃除洗濯してあげたい。布団も干したい。 ワタシ仕事は音楽。 音楽を愛しているし、神託とすら感じている。 両親もそれを察し、応援してくれている。 というわけで自分は夜な夜なライヴをしている・・・ 高齢&ダブル持病持ちの両親との再会は、慎重にならざるをえない。 母は、かつて心臓で倒れ奇跡的に復活した人(90越) 父は、かつて進行癌から奇跡的に復活した人(85歳) (でも、すっぱだかな感情はこうだ) でもさーーー!「いま親孝行しないでいつやるのだー?!」 両親は戦火すら乗り越えてきたのにさーーー! ここにきてウイルスごときに邪魔されてなるものかーー! えーい!コロナ御用じゃ!ひっ捕らえてやる!(それはダメ〜) おまえら一網打尽!獄門さらし首ぢゃ〜〜!(それもダメ〜) ウイルスよ!宿主の命を断てば、お前も死ぬのだぞ?! つい堪忍袋の尾がきれて、ワタシは電話でこう言った。 「介護認定もあるし、8月に行くから!!」 この一言で母は安堵しているようでもあったが・・・ お互いマスクして、2mはなれていられるだろうか? 二日ほど、極力話さずにいられるのだろうか? まだ迷っているのに「会いにゆく!」と言ったのは 希望をもっていてほしいからだ・・・ 念には念をいれ、会いにゆこう! 離れて住む親を案ずる人達が、いま世界中に溢れている。 高齢、持病・・・ケアが必要な親ほど会いにゆけない矛盾。 たとえあえても、大声で笑い合えないなんてさ。 わかっちゃいるが・・・なんてこった! 自分は自分で守る。周りの人も守る。お互いに守る。 この日常は、すでに常識になっているけれど、 会いたくとも会えない父母・・・もどかしい。 ![]() 今年のお正月 このころ武漢でコロナが広がり始めたのかあ。 なんとか元気で待っていてね!必ず行くからさ! 蜂谷真紀 maki hachiya はちやまき
by hachiyamaki_diary
| 2020-07-23 04:25
| ふくちう日誌
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