御礼【夜を切り取る三十一音】@Lady Jane
2020年 12月 28日

昨夜は皆様ありがとうございました‼
みんな笑顔のアフターにほっとしました。
嗚呼もっと頼綱さんの素晴らしい短歌を音にしたいぞ!という思いにかられつつ…また次回と相成りし候。
頼綱さん、吉野さん、白川さん、会場のみなさま、
Lady Jane 大木さん、スタッフのみなさん、
12月27日(日)
佐々木頼綱(歌人)
蜂谷真紀 (vo,piano)
吉野弘志 (contrabass)
@下北沢「Lady Jane」
竜骨の軋みが聞こえてくるような男性的短歌。自分の曲に新しい音が加ったかのような感覚。
ブルーな気分…と言いますが、青はどこまでも青い空だ。
その青空を青い鳥は嬉々として飛び、青と青は、とけてみえなくなってゆきます。
わたしかその声を使ったあとに詠まれた短歌です。
頼綱さんのすぐ後ろで吉野さんのコントラバスがボディーを揺さぶったことが伝わる・・・土の香。
「チョチョリーナ甘く奏でる中年のおそらく酢ゆき人生の律」
チョチョリーナとは・・・
吉野さんのがご自分のコントラバスに名付けた「イタリア女性の名前」でして…
あのお、知らない方はネットで検索してみてください(笑)
凸凹って漢字なの?と子供のころから不思議におもっていたけれど、
この心に残る書体、とても気に入りました。
「束ねたる点字楽譜を抱くなり義父の見てゐた海の凸凹」
盲目の作曲家でいらした義父さまを詠まれたこの短歌から…
わたしの「shoeless (岸のない)」とゆう曲がパッとみえ、演奏させて頂きました。
漆黒の海を帆船で一人航海し続ける男をイメージした曲。
けして岸にあがらず男は航海を続けます。