野良犬クロの記憶。ライブアフター番外編
2021年 06月 21日
「おとーさんを探しにいく!!!」と凄い力でグングンひっぱるひっぱる!
パスカルと一緒に、東京のど真ん中「壱岐坂」を走って汗かきました(笑)
以下は、藤井さんの帰りをいち早く察知→喜びの再会!とゆう連写です。
アパート住まいで犬は飼えなかったけれど、犬は大好きだった。
小学5年ころ、
学校の帰りに、子供たちにスコップで叩かれている犬をみつけた。
黒とも灰色とも茶色ともつかぬ、いかにも野良犬らしい風貌の中型犬が、
五、六人の子供に囲まれて、仁王立ちになっていた。
その野良犬に、はっ...と、何か特別なものを感じた。
わたしは突然「生き物をいじめちゃだめだよ!!!」と、でっかい声で言った。
べつに正義感とか、よい事をしようとか、そういうことではなかった。
気づいたら大声で言っていたのだ。
そしたら、その野良犬はワタシについてきた。
翌日もついてきた。
小学校に行くときも、毎日ついてきて・・・
授業が終わるころには学校の近くで待っていて・・・
窓からそっと覗くと、まあるい目を大きくあけて尻尾をふった。
けしてよい風貌ではなく、野良犬そのもの。
薄汚れた黒っぽい毛色のせいか、その優しい目は目立たなかったけれど、
私にはその目の大きさと優しさが、わかっていた。
あんまり懐いてしまい、ちょっと困りもしたけど。。。
クロは優しい心をしたメスだった。
私の友達もみな、クロが大好きになった。
夜中にこっそりご飯もあげていた。
あげているのは、私だけじゃないようだった。
そんな魅力のある犬だったから。。。
いつも、じっと私の目をみつめていた。
一週間くらいみんなで探したけど、いなかった。
「きっと、いい子だから誰かが飼ってくれたんだ...」
毎日探す姿に耐えられなくなったのか、
ある日、
初めて大人に強烈な怒りを感じた。
もう処分されてしまったんだと思い、一晩中、ワタシは泣いた。
家で飼える子がいたかもしれないのに。
クロ、守ってあげられなくてごめんね。
ふわー、ふわーって、気持ちよかった・・・
おもいのほか・・・
夜の遊園地には子供たちの笑顔がありました。
みんな、嬉しそうだったなあ。
そういえば街から小学校の運動会の歓声なんかも消えたままだ。
それにしても、無声映画とのコラボ・・・・
すんごく楽しいライヴでした!
みなさま、ありがとうございます。
次回は秋のようですよ!お楽しみに。