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アルゼンチンタンゴとアゲハ

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ブエノスアイレスのネットラジオから、
物憂くセクシーなアルゼンチンタンゴが流れる室内に、
突然「アゲハ姫🦋」が舞い込んできた。

舞姫はどこか初々しくすこし不安げだ。
室内をヒラヒラと上下して、急にストンと落ちた。

よくみると羽は完璧に美しいままだ。
ベランダの柑橘で羽化したばかりにちがいない。
だから羽には触れず、
優しく室外へ誘導してやった。

姫は植物の上に不時着した。

自分のメタモルフォーゼに驚いているかのように、
しばし躊躇していた(写真)

そして急に、
意を決したように大空へ潔く舞い上がる姿は、
神々しいほどに美しかった!

高く高く上昇気流にのって、
眩しい光のなかへ、
あっという間に見えなくなった。



幼虫から、サナギ、そして蝶。
一体どんな感じがするんだろう?
アゲハにはそれが普通なんだろうけれど。











蜂谷真紀
Maki Hachiya
はちやまき











by hachiyamaki_diary | 2022-05-07 14:19 | ふくちう日誌 | Trackback

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by 蜂谷真紀 / Maki Hachiya