ハノイの夜明け
初めてのベトナムなのに、毎日ライヴが入っている。
毎日が音楽の日々。とても感謝している。とても感動している。
まだ3日目なのに沢山の友ができた。
音楽は、その土地と歴史、人々と繋がっている。
まだ知らぬ何かを感じたくてライヴをやっている感じだ。
屋台、物売り、宿の従業員さんたち・・・
みなハノイのすさまじい喧騒と溶け込んでいる。
驚くほどエネルギーが高いのに、驚くほどノンビリしている。
子供と大人の距離がとても近い。
心を解放すればなんの壁もかんじない。
皆さんよく外にいる。だれも周りの目を気にしない。
だから、こちらもストレスを感じない。
子供の頃の日本とどこか似ている。
私たちはアジア人! そうだ。そうそう。
ヨーロッパ、アフリカ大陸、南米…
海外からベトナムに移住している人達と、ライブ会場で沢山であった。
その気持ちがジワジワとわかってきた。
人情、おいしい食べ物、果物、物価も安い。
でも私は、お互い音声翻訳機を使ってでも、
ベトナム人と会話することが実に楽しくおもえた。
知りたいことも多かったし、感じることも多かった。
アジア人として、共通項もすごくある。音楽もね。
バイクタクシーにのって風切るほどに、
ベトナム戦時時代の何かを強烈に実感してくる。
ベトナム人の強さや誇りもだ。
バイクタクシーの運転者さんが「ロンビエン!」と誇らしげな笑顔で叫んだ。
何度も米軍から爆撃されては修復し、
彼らが必死で守ってきた歴史的な「ロンビエン橋」をバイクタクシーで渡っていたのだ。
いろんな意味で感動した。
なぜ世界は同じ悲劇を繰り返すのだろう?と、涙がでそうになった。
歌っていると、その土地と人々、歴史を肌で感じてくる。
同じアジア人なのに今までアジアで歌わなかった私は何者よ?
来てよかった!
今日も歌ってきます。結局、毎日うたってます。
帰国前のオフ日も急きょ追加ライブが入りました。
休みはなくなりました笑
なぜなら、たぶん、たぶんだけど、みんなまた会いたいからです。
うん。私もまた会いたい!!!
その気持ちほんとに嬉しいよ!!!
ベトナムツアーのライヴ日程はscheduleをご覧ください↓
↓ハノイ下町でとった写真たち(ライブ写真は別にアップしようかと・・・)
何匹ワンコがいるんだ?
ワンコを売っているわけではありません笑
ワンコを見せている屋台だそうです。
靴屋の前で、お茶会してる、賑やかなおばさんたち。
ブティックの店員さん。このトレーナーはお母さんが買ってくれたのだって。物売りの女性の肉声、最高!
小鳥の鳴き合わせ。多くの民家みられる。
ハノイの下町は、売り物ごとに「通り」がちがう。ここはボタン屋さん。手芸品通り。である。左よりバイクタクシー、果物売り、三人のおじさんたち。
このおじさんたち、それぞれここに立ってるだけで、関係ないみたいだ。
みんな気にしない距離感。
滞在ホテルの眼下。この家のお爺さんお気に入りのベランダなのか、
よくここにおられる。毎日植木に水をあげ、洗濯物を干している
また別の家のベランダ。みんな植物をいっぱい育ててる。
ハノイ到着の夜に行った屋台。美味しかった!
写真にとってないけど、他にも絶品の屋台飯がわんさか。
混沌とした道を渡るのにはコツが必要
この通り、全部、葬儀屋さんなのだけど暗さがない。
この鳥、わたしに懐いてしまった!かわいすぎる!
街中にニワトリ
劇場
お寺でベトナム美人モデルさんの撮影をしていた。手には鳥鍵。
きのうのライブ前、軍事博物館にいった。
ベトナム戦争時、世界中の人々が反戦運動をする写真が沢山あった。
どうにも今の世界と重なってみえて仕方がなかった。
いまも政治権力の狂った欲望と恐怖が多くの一般人、子供の命を奪っている。
同じことが繰り返されているではないか!なんてこった!
山間民族、女性も子供も戦った。
手作りの武器も沢山展示してあった。
ここは彼らの故郷なのだ。
アフリカの反戦デモ。もちろん日本も。
世界中の反戦デモの規模が展示してあった。
とにかくすごい数の人々が外にくりだしている。どこの国もすごい数だ。
かたやいまの世界って、なんて静かなんだ・・・ネット社会になり、人間は変わってしまったのか?遠いのに「近い」と感じ、行動していないのに「行動している」と錯覚する。
むしろ、皮肉なことに戦争とネットは密接な関係にある。ハッキング、スパイ・・・戦争のプロがネットをフル活用する。ネット社会の闇を感じる。
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