RIP:Hugues Vincent 「ユーグありがとう!」彼の音の旅は続いてゆく
2024年 01月 10日
RIP:Hugues Vincent「彼の音の旅は続いてゆく」
フランスのチェリストHugues Vincentさんが天に召されました。心より哀悼の意を表します。
ユーグと出会って20年近いか。いったい何度ツアーをし、何回ライヴしただろう?
フランス、スイス、日本・・・旅の記憶ばかりぐるぐる廻る。
人と音楽があれば嬉しい!そして本番はフルパワー!
復帰後もツアーを共にし「きっともう大丈夫」と想っていたのに、
再び闘病中と聞きずっと心が痛かった。
それでも私は奇跡を信じようとしていた。
できればいまフランスに飛んでゆきたい。いつか必ずゆきます。
彼の弟さんでエレクトロニクス奏者の、POLOさん、
スイスに住む彼の叔父様エリックさん、叔母様フレニさん・・・
私は、どれだけご家族にお世話になっただろう?
何度、手料理をご馳走になっただろう?
彼の友人や奏者からも沢山の愛を受けた。
彼が私に繋ぐ人たちは愛のある方々ばかりだったから。
Huguesが我が家にご飯をたべにきたり、
Huguesの友達が遊びにきたこともあった。
もはや地球の音楽家族。
是安さんが去ってしまったときにも感じましたが、
すでに皆の心の中に彼の音が住んでいるのですから。
だから私は歌い音楽をします!
彼に、いつもと同じ言葉を送ろうとおもいます。
ユーグ、私は歌うよ!
時効列バラバラですが、大好きな写真を掲載します。
スイス移動中に泊めて頂き、美味しい手料理をご馳走になりました。
朝まで呑んで早朝4:30の国際電車に二人で飛び乗る
小山彰太dさん、横山祐太pさんと
このツアーは前半後半で拠点を変え私は一ヶ月ヨーロッパを移動しまくった
吉田つぶらちゃんもシットインしてくれた。右は札幌でお世話になっている小樽さん
ユーグがとった写真@パリ地下鉄
共演の、contrabassのボバ、ビオラのシュプリエンと。
チェロケース、コントラバスケースをドカンドカン!ってメトロの狭い改札にぶつけながら通過
パリにゆくたび、Huguesは沢山の友達を紹介してくれた。
この年のパリはJérômeさん夫妻のお宅に泊めて頂いた。
二人のセレクトはびっくりするほど同じだった。
時間ないのでちゃちゃっと普通の焼きそば作ったら
「Makiは料理がすごくうまい!」と絶賛され苦笑
彼は素晴らしい現代音楽を書いていました。
これがラストライブとなりましたが旅はまだ続く。
いかに彼が頑張ってくれていたか、また共に頑張ったのか改めて解ります。